2007年01月08日

【野生のエルザ】

先日、写真家の星野道雄さんのドキュメンタリー番組を観ました。
彼はアラスカに魅せられて、10代の頃アラスカの村長宛てに手紙を書いたそうです。

手紙…遠い記憶にある、大切な私の想い出。
私も中学時代、アフリカに手紙を出した事があるんです。
『野生のエルザ』の育ての親、狩猟監察官ジョージ・アダムソン、ジョイ・アダムソン夫妻に。
エルザが大好きで大好きで、本も続編迄全て読み、毎週放映されていたドラマも欠かさず観ていました。
このドラマの主題曲も大好きでした。
エルザの元に行きたい! ご夫妻にお会いしたい! だけどアフリカになんて行ける筈がない…居ても立ってもいられず、英語大大大嫌いだった私は、半分日本語、半分英語の、意味なんか到底伝わらないであろう変てこな手紙を送ってしまったのです。
その後何日経ったか忘れてしまいましたが、或る日私の元に1通のエアメールが!!
それは『野生のエルザ』の筆者、妻のジョイ・アダムソンさんからの、ブルーのインクの万年筆で書かれた直筆のお手紙だったのです。
こんな異国の1読者・1ファンに!
感激で飛び上がり、その日は眠れなかった事を記憶しています。
早速訳そうと頑張ったのですが,遠い日本の私からの手紙がとても嬉しかった事、自分は日本語は分からないが、日本語に堪能な知人が居るので訳してもらった事、この2点しか分からず、英語の得意な友人に頼んだのです。
さすが本場の英語、その当時勉強していた綺麗で整った単語の羅列ではないので、友人もしばらくかかってしまう事になりました。
そうこうしている内、高校受験の時期が迫り、私も友人も手紙の事が頭からスッカリ消えてしまっていたのですね…。
そんな大切な手紙の存在をスッカリ忘れた自分を呪いましたね(苦笑)
思い出したのが高校に入って少し経ってから(それぞれ違う高校へ)。
ところが恐ろしい事になっていたんです。
友人は、父親の転勤で、私の大切なエルザの手紙と共に消えてしまったのです…。
今も思い出す度、自分を呪います。
○○○ちゃん、返して~~~!!
一生の宝物になったのに…
でもね、心の中の「宝物」にはなっているので諦めます…と自分を慰めるしかありません(泣)あ~~~ぁ…

アダムソンご夫妻は、天国で、エルザとその子供達と共に幸せに暮らしているでしょうね…。



Posted by 華流 at 14:59│Comments(0)
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